2012年5月、各地で様々なイベントが企画されています。 東ティモールに関心を持たれている方も、初めて東ティモールのことをお知りになった方も、ぜひご参加ください!

紺野美沙子さん(UNDP親善大使)より、お祝いメッセージ

紺野美紗子さん.JPG

「東ティモール独立10周年記念フェスタ in Tokyo」の開催、おめでとうございます。


幾多の紛争を経て2002年に誕生し、国際社会からの支援も得ながら国づくりを進めてきた若き、小さな国、東ティモールが無事に10周年を迎えられること、そのお祝いのために日本でも若者を中心に有志が集うこと、大変うれしく思います。


私は1998年から国連開発計画(UNDP)の親善大使を務め、2004年7月に、まだ独立から2年余の東ティモールを訪れました。平和が訪れたとはいうものの、当時は首都ディリの至る所で、長い紛争の傷跡が見られました。傷だらけの大統領の旧官邸、設備が破壊された大学などを目にし、独立に至るまでに、この地でどのようなことが起きてきたのか自ずと伝わってくるようでした。


しかし、そのような中、UNDPなど国際社会とともに、東ティモールの政府、人々がインフラ整備や植林や職業訓練などを通じて国づくりや人材育成に全力で取り組む姿を目にしました。また、かつて争い続けた「独立派」と「反独立派」が、2001年に設置された「真実和解委員会」を通して、直接対話の場で憎しみを取り除き、許し合うというプロセスについても話を聞かせていただきました。この委員会の本部建物は日本の支援で修復され、そこで「平和」への第一歩が刻まれていっているということを、日本人として大変誇らしく感じたものです。


これまでUNDP親善大使として、9か国・地域を訪問し、開発現場を視察させていただきました。国づくりや人材育成は、すぐに結果がでるものではなく、膨大なエネルギーと、時間と、平和で貧困のない未来を築くという共通の思いで持続していく必要があります。


東ティモールの独立10周年をお祝いするとともに、今後のさらなる発展を心からお祈りします。そして、東ティモールと日本の両国の絆が、開発援助や文化交流など様々な機会を通じてさらに強固なものとなっていくことを期待したいと思います。


紺野美沙子

国連開発計画(UNDP)親善大使

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